Maintenance
【Tn-p工法】
トンネル裏込補修用ウレタン注入工法
Achilles Tn-p_method
Tn-p工法
高度経済成長期に山岳トンネルで採用された工法では、覆工背面に空洞が残ることが多く、 地質条件によってはこの空洞が原因で、地震や豪雨により地山の突発性崩壊が発生し、 トンネルの損傷や事故につながる可能性があります。
日本国内の道路トンネル約11,000本のうち、半数の約5500本あまりは矢板工法によるトンネルが現存していると見られています。
老朽化した道路・鉄道・水路の各種トンネルの背面の空洞に、 アキレスエアロン-R (=発泡ウレタン)を充填する裏込注入工を行うことで、 災害を未然に防ぐ 予防保全に有効なトンネル補修技術であり、 今後、ニーズはますます高まっていく 「事前防災工法」のひとつです。



Sanyo Road Industry
Tn-p工法の特長
注入設備がコンパクトで、注入材は発泡前の液状(ドラム缶)搬入のため、4tトラック1台にすべての資機材を積載できます。(トンネルでは、高所作業車1台と資機材運搬車1台の計2台でOK)
アキレスエアロン-Rは、40倍発泡(30kg/m3)でセメント系注入材の 約1/40と超軽量であり、荷重負荷が非常に少ない充填材料です。
最大40倍発泡の高倍率発泡で注入材の使用量を最小限に抑え、ドラム缶からの材料供給をエアポンプ駆動とすることで注入時の施工人員を減らすことができるため、 経済性に優れています。
注入プレートをアンカー固定することにより、急な圧力上昇による注入管の抜け出しを防止できます。また、アキレスエアロン-Rは約1分で固化するため (固化時間ゲルタイムが1分)、材料流出の危険性を低減することができます。
アキレスエアロン-Rは、フロン類を一切使用しないノンフロン発泡で地球環境に 配慮しています。発泡硬化後の再溶解がなく、水質への影響を溶出試験により 確認しております。



Sanyo Road Industry
施工手順



Sanyo Road Industry
「アキレスTn-p工法」と
「可塑性エアモルタル工法」
との比較

※1 アキレスTn-p工法は、40倍発泡ウレタン(密度:30kg/m³)注入材、可塑性エアモルタル工法は、セメント系注入材の場合。
※2 直工単価及び施工能力は、現場条件により変動します。(アキレス試算値)
※3 可塑性エアモルタル工法の直工単価は、国土交通省土木工事積算基準を参照しました。
※4 材料物性は標準的な実測データであり、保証値ではありません。
※5 上記価格に消費税は含まれません。



■施工実績 平成31年度 岡山県 備中県民局 火打坂トンネル空洞充填工
平成28年度 国土交通省 岡山維持管内構造物補修工事(菱谷高架橋)
■工法に関する問い合わせ
山陽ロード工業㈱メンテナンス事業部(発泡ウレタン空洞注入協会 正会員)
岡山市北区田益1388-7田益エイトビル TEL:086-294-7002
担当:難波 携帯:080-8244-5935
メール:namba★sanyou-road.co.jp (★を@に変えてください)